2016/06/20

ルーツを旅するような観劇日和

奇しくも自分の初舞台に関わる観劇を一日に二つしました。

先日、混沌の首のラジュさんがgROTTESCO△sEPHIRAHの頃の舞台写真をsnsにシェアしてました。


懐かしいなあ、最近連絡取ってない方はどうしてるんだろう…とちょいちょいと調べてみた。ら、久堂さんの舞台があるじゃないか!ということで下北沢「劇」小劇場にてスパイラルムーンの公演を観に行くことに。

久堂さんの舞台は共演した後、楽園王を数回観に行ったかな…?私の本業の作品展にもいらして下さり、その時がお会いした最後だったかも。数年前に体調を崩されたそうでしたが、回復されたようでよかった!

SPIRAL MOON 34th公演「雨夜の月に石に花咲く」


http://uya.spiralmoon.jp/

笑いながらもじんわりと後味のよい、いい舞台でした。
日本家屋セットもきれい。庭に木漏れ日の差している感じがとてもいい雰囲気。
キャラそれぞれにそれぞれの人生がある感じがしっかり伝わってきました。

暗転がエピローグ前の一回しかない、という緊張感!

また、折り込みがオリジナルエコバッグに入っていて、これはとても嬉しい配慮ですね。



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そしてそのまま、夜は王子神谷のシアターバビロンの流れのほとりにて、友人のホンダリョウ君の出演するという舞踏公演へ。

土方巽没30年記念 DanceMedium「UltraBaroque」

舞踏ぽさありつつもキリスト教っぽい世界観だなと思ったら、ガルシアマルケスの世界にインスパイアされているとか(折り込みより)。白塗り裸体顔芸、みたいな「いわゆる」表現はあまりない。でもあくまでコンテンポラリーダンスには寄らない感じ。

セットが中途半端に殺風景なのが最初はあまりピンと来ませんでしたが、最後の狂騒的なシーンであ、この中途半端さがいいのかな。と思い始めた。

腹話術のところ、怖かった(いい意味)!



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この王子神谷のシアターバビロンは、私の初舞台の劇場なのです。実に初舞台ぶりに足を運びました(行く機会がなかった)。

そして、私が初めて舞台というものを観た(学校行事とかではなく、自主的にね)場所が、今はなき土方巽記念アスベスト館だったのですよね。15の秋〜!


初舞台の共演者の公演へ
初舞台の場所での公演へ
初めてみた舞台の場所に関連ある演目へ

なんだかルーツを旅するような一日でした。