2014/09/21

8月・井上雅彦氏の作品を朗読

遅くなりましたが、8月のモントザハトカフェ・パンタレイについて。
小説家の井上雅彦氏をゲストに、氏の短編を朗読しました。


私が読んだのは[履惚れ]という作品です。
朗読にして10分ほど…?

女の下駄を、そして脚も欲しがる男。
脚は駄目、下駄だけならいいわよ、という女。
女が目覚めたら…そして…!

という、ちょっとフェティッシュでありつつちょっとほの怖い短編です。
稽古が始まる前に誰が何を読むか選ぼうという段階で、「これが読みたい!私にやらせてくれ〜」と頼んでやることになった作品だったので、思い入れもひとしおでした。
機会があったら、是非また読ませていただきたい作品です!!

ご来場いただいた皆様、関係者各位、ありがとうございました。

井上伯爵の好きな寿司ネタは、シャコだそうですぜ!
突然の猫耳


”罪”のダンスについて

遅くなりましたが、6月のダークキャッスルでの演目について。

ミルトンの失楽園をベースにしたお話の中の、”罪”を表現した踊りを作りました。

楽曲は一番好きなアーティストMeretさんの「Prise De Tête」(訳:泥酔)という曲を使い…私にとっての罪て何があるかと考えたら、その中の一つに泥酔があるかなと思って(笑えない…♥)あとは自分が昔から好きだった曲で踊りたいというわがままもありつつ…




撮影:はっしん

「気持ち悪いよ!」「悪玉菌」「悪い夢にでてくるやつ」とか言われつつも、(気味悪い感じを表現したかったんでいいんですけどね…)「ビアズリーの絵画から飛び出して来たかのよう…」という嬉しいお言葉も!
ゴロゴロしたのは、内臓を表現しています。
オブジェとしても、成り立ちます。


もうほぼ10年前の初舞台の話です。対の役をやるということで仲良くなったダンサーの友人は、「ダンスの決め手は色々あるけど、最終的には顔だよ!顔で表現するのよ!」「ダンサーならぬ”顔(ガン)サー”」と自称していました。彼女の言葉は刷り込みのよに心の奥底に残っています。…だからといってはなんですが、顔というか、まあ肉体すべてを顔のように使えたらいいな〜と思っています。そしてその”顔”の範囲を増やしていこう…という思いが、衣装作りや振り付けに至りました。

観て下さった方、ありがとうございました!